「バズる大使」として知られるジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使が宮崎県を訪問し、「ワイン外交」を展開した。レジャバ大使は47都道府県を訪問中で、今回は綾町の照葉大吊橋やマンゴー農園を視察。また、「宮崎の果物が大きく実りますように」との願いを込めたジョージアの赤ワイン「ムテヴァンディディ」を宮崎県知事に贈呈した。

高さ142メートルの大吊橋を体験

Xのフォロワー数35万人超え、SNSで「バズる大使」として知られる大使が宮崎を訪れた。

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宮崎県綾町にその姿を見せた、ジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使。照葉大吊橋で照葉樹林を視察した。

ジョージアはロシアの南、ヨーロッパとアジアの境に位置し、北海道よりやや小さい国だ。レジャバ大使は日本とジョージアの架け橋として、それぞれの国の魅力を発信している。

ジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使:
大吊橋からみる景色は素晴らしい迫力で、なおかつ美しい。ドローンの目線になったような感じがして非常に素晴らしい。いろんな人に紹介したくなるような秘境的な存在。

Q.ご令嬢は大吊橋をぜんぜん怖がらないですね。
レジャバ大使:
怖いのは私の方です!背が高いから。

マンゴー農園視察と日向夏試食

続いてやって来たのはマンゴー農園。マンゴーの栽培を見るのは初めてだという。

レジャバ大使:
これ一枝でマンゴーはいくつくらいできるんですか?

マンゴー農園 大隈哲宏さん:
1個です。

レジャバ大使:
これでひとつ!?

レジャバ大使は大隈哲宏さんのマンゴーやライチなどの農園を見学したあと、農園で採れた日向夏を試食した。

レジャバ大使:
酸味との調和があって素晴らしい味。

レジャバ大使:
ジョージアにはマンゴー作りはないので、素晴らしい農家の方々が挑戦されることで世界最高品質のものが作れるんだと実感できた。充実した機会になった。

ワイン発祥の地からワインを

宮崎の自然と食を堪能したレジャバ大使。宮崎を訪問した大きな目的は…

ワイン外交だ。ジョージアはワイン発祥の地と言われており、伝統的なワインのつくり方がユネスコの無形文化遺産に登録されている。

レジャバ大使はジョージアワインをPRするため47都道府県を回り、地域に合ったワインを知事にプレゼントしている。34県目となった宮崎で大使が選んだのは…

「ムテヴァンディディ」という品種の赤ワイン。
ジョージア語で「実が大きい」という意味で、「宮崎の果物が大きく実りますように」という願いを込めて選んだということだ。

一方、河野知事からはフランスのコンクールで最高賞を受賞した柳田酒造の「青鹿毛」が贈られた。

レジャバ大使:
ジョージアのことをもっと近くに感じて頂けたんじゃないかと思う。宮崎は魅力が尽きないところだと思う。日本の方でも知らないようなところを自分なりに発見して、日本の方やジョージアの方に見てもらって、ジョージアと宮崎の交流につなげていけたらと思っている。

レジャバ大使は、今後も食を通じて交流し宮崎の魅力に触れたいと話していた。

(テレビ宮崎)

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