新鮮なカニ・エビを格安でお取り寄せ

都内に住む、佐々木さんの食卓に並んだ豪華な海鮮。

実はこれ、すべてネット通販でのお取り寄せ。しかも驚くのはその値段だ。

甘エビは、こんなにたくさん入って1999円(税込み)。

大きなキンメダイは3280円(税込み)。

味噌がたっぷりつまった北海道産の毛ガニは、1杯1999円(税込み)。

佐々木宏さん:
値段がまず安いのと、量も多いし、十分満足できます。おいしい!

コロナ禍で外食の需要が落ち込み、自宅まで魚を届けてくれるネット通販が続々と登場。佐々木さんが購入したのは、5月から通販をスタートした「羽田市場(はねだいちば) 漁師さん応援プロジェクト」。

「羽田市場」とは、その名の通り、羽田空港に拠点を構える魚の卸業者。

魚を卸すだけではなく、回転寿司や海鮮居酒屋などの店舗も次々とオープンさせ、注目を集めている。

そこで今回の「スゴ撮」は、いま大人気の羽田市場の秘密に迫る。

市場を通さず店舗へ 全国の鮮魚がズラリ

羽田空港の中に鮮魚センターを構える羽田市場。ここに、北海道から沖縄まで、全国約300カ所の漁港から、とれたての魚が飛行機などで運ばれてくる。

通常、漁師がとった魚は、地方の市場から豊洲などの中央市場へと陸路で運ばれ、お店へたどり着くまでに3日ほどかかる。

しかし、羽田市場は地方の漁師がとった魚を市場を通さず、空港の鮮魚センターからその日のうちに直接、直売所やお店へ。

羽田市場の直売所に行ってみると、愛知県でとれたマダイや宮城県でとれたヒラメなど、全国から届いた新鮮な魚が並んでいた。

その日の朝にとれた新鮮な魚も、市場を通さずコストを抑えることで、価格も通常の鮮魚店より2~3割ほど安いという(価格は時期によって異なります)。

女性客:
質を考えたら全然安いと思います。ここの魚は、魚のいい香りがする感じがする

新鮮な証拠に、千葉県産のスズキも…

井上清華アナウンサー:
お~すごい!(持ち上げても)垂直に立ってますよ!

羽田市場・野本良平社長:
鮮度が悪いと根元からぐにゃっと曲がりますので、これは新鮮な証拠ですね

さらに、こちらは東京駅直結の商業施設に7月オープンした「羽田市場食堂」。

午後9時すぎ、お店で出されたのは、ヒラメのお刺身。

羽田市場・野本良平社長:
これはきょうの朝、北海道でとれた天然のヒラメです

そう、これもまさに、この日とれたばかりの新鮮なヒラメ。

1000kmも離れた北海道から、一体どうやってその日のうちに東京に運んできたのか?時間を戻して…スゴ撮!

北海道から東京へ…ヒラメ空輸作戦

午前4時、北海道北部の日本海に浮かぶ島、焼尻島(やぎしりとう)。

午前8時、地元の漁師が、次々とヒラメを釣り上げる。これから寒くなるにつれ、身がしまっておいしくなるヒラメ。北海道の海だからこそ、旬を先取りできる。

さらに、こんな大物も。

羽田市場・野本良平社長:
めちゃくちゃでかいです

4.8kgの巨大ヒラメもゲット!

通常だと、このヒラメは道内の市場へと渡り、道内のお店に届くのは早くても翌日。しかし、羽田市場は飛行機を使って直接、東京へ。北海道でとれたヒラメを北海道よりも早く、東京で食べてもらおうというのだ。

羽田市場・野本良平社長:
このヒラメ、今から東京に持って帰ります

漁師:
食べてくださ~い

午前10時、ヒラメは鮮度を保つため、下処理がされると車で新千歳空港へ。そして午後4時、飛行機に乗せられ、午後5時半に東京へ飛び立った。

午後8時半、羽田空港の鮮魚センターに到着。

羽田市場・野本良平社長:
ばっちりです。鮮度バリバリです

そして、ヒラメは東京駅に直行。

午後9時すぎ、羽田市場食堂に到着。北海道で朝とれたヒラメは、その日の夜に、東京で新鮮なお刺身になった。(北海道産 ヒラメの刺身 税込み500円 ※価格は時期によって異なります)

男性客:
めっちゃおいしいです!プリプリですね

女性客:
違う、全然違う!ジューシー

焼尻島の漁師・高松亮輔さん:
こんなにスピーディに消費者に届くというのは今までなかったので、僕らが普段食べている味というか、その状態で食べていただけるというのが一番うれしいですね

新幹線の空席も有効利用

さらに、羽田市場は新幹線で魚を運ぶ新たな試みも始めている。

新型コロナウイルスの影響で増えた空席を有効利用しようというもので、客席を使って魚を運ぶのは、東北新幹線では初めての試み。

羽田市場・野本良平社長:
コロナ禍で閉塞感のあるこんな時期だからこそ、おいしい魚をいろんな方に食べていただきたいと思っています

(「めざましテレビ」『スゴ撮』9月14日放送分より)