中国・上海の人気火鍋店で鍋の中に放尿するなどした少年2人が警察に拘束された。迷惑行為を撮影し投稿したことで事態が発覚したが、その後、店側が鍋や食器を入れ替えたのは1週間後と判明。さらに当初、SNSで「動画を拡散しないで」と呼びかけていたこともあり、店側の後手後手の対応に批判が殺到している。

テーブルの上に土足で立ち鍋に放尿

中国のSNSで拡散された動画。

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客が店のテーブルに土足で立って、足元にある激辛の火鍋に“迷惑行為”をする様子が捉えられていた。

この動画を撮影した17歳の少年2人が、警察に拘束される事態にまで発展した。

問題の動画は2月24日、中国・上海市にある人気の火鍋店「海底撈火鍋」で撮影されたという。

個室の円卓の上に立ち、火鍋に向かって放尿をする17歳の少年と、もう1人の少年が、その様子を笑いながらスマホで撮影している。

未成年にもかかわらず酒に酔っていたという2人。さらに、動画を見ると床には、たばこの吸い殻があった。

少年が動画をSNSに投稿すると瞬く間に拡散し、店側からの通報を受けた警察は、少年2人を拘束した。

動画を見た上海市民からは「SNSの動画で注目を浴びたいのよ」「あの少年たちはひどかった。未成年で飲酒したとしても、やってはいけない」「店にはもう行かないわ」などと批判の声が相次いだ。

2人が動画を撮影した「海底撈火鍋」は中国最大規模の火鍋チェーン店。
日本では、東京や大阪などにも進出している。

そして、店の大きな魅力となっているのが、麺職人によるアクロバティックなパフォーマンス“カンフー麺”だ。さらに、店員たちが披露するユニークなダンスで客を楽しませる。

鍋や食器の交換は1週間後…店の後手後手対応が炎上

人気の火鍋店の炎上騒動で、火に油を注いだのは、対応の遅さだった。

店側が店舗の鍋や食器を入れ替えたのは、動画を確認してから1週間も経過してのこと。

さらに当初、店側がSNSで「動画を拡散しないで」と呼びかけたことも批判が殺到した。

中国・上海市民:
対応が遅すぎたわ。もっと早ければ挽回もできたのに…。

火鍋店は、発生から食器の交換までに来店した約4000組の客に代金を返金して、さらに、代金の10倍の補償金を支払うとしている。
(「イット!」 3月13日放送)

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