神社の境内に描かれた不気味な“渦巻”。ミステリーサークルのような渦巻が突如として現れ境内を徐々に埋め尽くしていった。しかも、その渦の円は「ものすごく正確」で、参拝者も気味悪がっているという。
“不気味な渦巻”が突如境内に
ミステリーサークルのようなものが描かれていたのは佐賀・鳥栖市の「村田八幡神社」。

この神社では毎年10月、秋の豊作に感謝し無病息災を祈る神事「村田浮立」が行われる。

「村田浮立」は鳥栖市の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統の神事。その舞台となる境内に、去年(2024年)10月、突如として不気味な渦巻が現れたという。

ミステリーサークルのようなものを目撃したという参拝客は、当時の状況を次のように語る。

「丸い円があって、その真ん中に切るような感じで線が入っていたと思う」「渦巻の円が、(境内の)両方に、あっちこっち(描かれていた)」
境内に広がるミステリーサークル
そのミステリーサークルのようなものは徐々に境内を埋め尽くしていったという。

村田八幡神社の古川昇治宮総代は「狂言台の周りに大きなサークルを描かれた。神輿殿の所にも3つくらいサークルが描かれていた」とミステリーサークルが増えていった状況を説明する。

また、毛利重利宮総代は「子どもたちも時々遊びに来ているので、いたずらというか遊びで描いたのかなと思ったんですけど、数が増えすぎて、しかもものすごく正確だったんですよ」と語る。

誰が何のために描いたのかわからないミステリーサークル。いくつも現れる不気味な現象を気味悪がる参拝客もいるという。
神社に「注意書き」を掲示
このため神社では、描くのをやめるよう求める「注意書き」を掲示した。

毛利重利宮総代:
注意書きを出してから一応収まっていますので、今後(ミステリーサークルが描かれることが)無ければこのままでいいと思いますけど、もしまた始まれば何らかの対策を取らなくちゃいかんのかなと思います
賽銭泥棒や祠が倒される被害も
この神社の被害はミステリーサークルだけではない。賽銭泥棒が3回。祠が倒されていたこともあった。

ミステリーサークルや祠が倒れていたことについて真相はわかっていないが、警察によると、場合によっては、礼拝所不敬罪として6カ月以下の懲役・禁錮または10万円以下の罰金が課せられる場合があるという。
(サガテレビ)