山形・大蔵村の肘折温泉に、名物の巨大雪だるま「おおくら君」が2025年もビッグサイズで登場した。肘折のドカ雪を全国にアピールしようと始まった巨大雪だるまづくりは、初代から数えて31回目になる。

「おおくら君を見に来てください!」

大蔵村の「肘折いでゆ館」前の広場に、2025年も巨大雪だるま「おおくら君」が完成した。1995年に初代が誕生してから31代目になる。

この記事の画像(6枚)

肘折のドカ雪を全国にアピールしようと始まった巨大雪だるまの制作。
今シーズン、肘折には最大で3メートル36センチの雪が積もり、身長10.7メートル・体重1281トン。ウエストは2024年より10メートル大きい89.8メートルのビッグサイズとなった。

デザインしたのは、大蔵村が大好きだという大蔵村立大蔵中学校1年の女子生徒だ。
頭には特産のトマト、ウエストには「I LOVE 大蔵」の文字をあしらうなど“大蔵愛”にあふれた雪だるまになった。

完成式では、加藤村長や地元の住民が「がんばろう肘折温泉!がんばろう大蔵村!」と、多くの観光客が訪れることを願い、声を合わせて盛り上げた。

「おおくら君」の周囲にはソリ滑りができる遊び場も完成し、子どもたちが楽しんだ。

地元の中学生は「やっぱりいいですね。雪は邪魔だけど、こういうのになるなら邪魔じゃない。おおくら君を見に来てください!待ってます」と、笑顔で呼びかけた。

広場では3月15日、最上地域の冬まつりの最後を飾る「おおくら雪ものがたり」が開かれ、花火の打ち上げなども行われる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。