3月5日は二十四節気の一つ、啓蟄、冬ごもりしていた虫が動き出すころとされています。津山市の観光名所・衆楽園では恒例のマツのこも焼きが行われました。
観光協会の職員が園内のマツ約80本に巻かれていたこもを手際よく外していきます。こも焼きは幹に巻いたこもの中で、冬ごもりしていた虫をこもごと焼く昔ながらの害虫駆除の方法です。
衆楽園では春を迎える作業として毎年、啓蟄の前後に行っています。5日朝の津山市の最低気温は5.8度と、4月中旬並みの暖かさ。4日まで降っていた雨は上がり、春の温もりを感じる朝となりました。
(訪れた人は…)
「今年は寒い日が続いていたが、こも焼きを見ると春が来ると感じ、うれしくなる」
衆楽園のこも焼きが終わると園内は梅の花がほころび、3月末にはサクラの季節を迎えます。