東京都心では4日、1cmの積雪を観測するなど関東の広い範囲で雪が降りました。5日朝は路面の凍結などに注意が必要です。

4日は低気圧の影響で、関東の平地でも雪が降りました。

都心では、今シーズン初めてとなる1cmの積雪を観測したほか、群馬県の前橋で14cmと、3月としては39年ぶりの大雪となっています。

この雪で、さいたま市では50代の男性と80代の男女の合わせて3人が雪で転倒したほか、埼玉・越谷市では30代の男性が階段から滑り落ちてけがをしましたが、いずれも命に別条はないということです。

都心では午前6時時点で、雪は雨に変わっていますが路面が凍結している恐れもあり、引き続き注意が必要です。
新幹線・山手線などJR在来線は一部区間除いて始発から通常通り運行
この雪の影響でJR中央本線では、4日夜から5日朝にかけて電車が長時間、立ち往生しました。

JR東日本によりますと、中央本線の相模湖から藤野の間で、雪の影響による倒木で電車が4日午後8時半ごろから長時間、立ち往生しました。乗客で体調不良を訴えている人はいないということです。立ち往生は解消しましたが、この区間では午前6時時点で運転を見合わせています。

このほか、新幹線や山手線などJRの在来線は、一部区間を除いて始発から通常通り運行しています。

一方、通行止めとなっていた首都高速や東名高速では、未明から朝にかけて順次解除されています。