兵庫県議会の百条委員会は4日、兵庫県知事のパワハラ疑惑などを調査した報告書を公開した。報告書では、知事が公用車を降りて20m歩かされたことを理由に職員を𠮟責した件を「パワハラ行為といっても過言ではない」と指摘。さらに、告発した元局長への懲戒処分についても違法な可能性があるとした。斎藤知事はこれまで疑惑を全面否定していたが、5日の本会議で正式に提出された。
「不適切だった」斎藤知事パワハラ認定へ
兵庫県議会の百条委員会は4日、元県民局長が告発した斎藤知事の“7つの疑惑の真偽”などを調査し、報告書を公開した。

報告書では、斎藤知事が公用車を降りて20m歩かされたことで職員を𠮟責するなどした“パワハラ疑惑”について、告発内容は概ね事実としたうえで、「パワハラ行為といっても過言ではない不適切なものだった」と指摘した。
懲戒処分は違法?告発は“外部公益通報”か
また告発は、「外部公益通報にあたる可能性が高い」とし、元局長を懲戒処分した県の対応について、「違法である可能性が高い」としている。

斎藤知事はこれまで、告発内容を「ウソ八百」とし、「処分に問題はない」としてきた。報告書は、5日の本会議で正式に提出された。
(「イット!」 3月4日放送より)
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