アメリカ映画の祭典・アカデミー賞の授賞式が日本時間3日午前始まり、短編アニメ賞にノミネートされていた日本作品の「あめだま」は受賞を逃しました。
「あめだま」は、韓国を代表する絵本作家ペク・ヒナ氏の作品を映画化したもので、少年が不思議なあめだまを通じて、心の声が聞けるようになり初めて他人の心を理解し、自身の気持ちを伝えることができるようになる過程を描いた作品です。
作品を手がけた西尾大介(にしお・だいすけ)監督とプロデューサーの鷲尾天(わしお・たかし)氏はアニメ「プリキュア」シリーズを立ち上げたコンビで、この「あめだま」で、約20年ぶりにタッグを組みました。
授賞式前のレッドカーペットで西尾監督は「(ノミネートは)思ってもみなかったので、ふわふわしている」と話し、鷲尾プロデューサーは、「本当に信じられない気持ち」と語っていました。
短編アニメ賞を受賞したのはイランの作品「イトスギの影の中で」でした。