明治安田J1リーグ、ファジアーノ岡山はJ1初の2連勝を懸けて3月2日、ホームで清水と対戦。見応えのある白熱した試合となりました。
(サポーター)
「うぉ~うぉい!」
ガンバ戦の勝利から中3日。ファジアーノは2024シーズン、J2でしのぎを削った清水との一戦です。
前半43分、江坂任のスルーパスに、抜け出したのは岩渕弘人(27)。ビッグチャンスは相手キーパーに阻まれ、0対0で前半を折り返します。
勝負の後半、ファジアーノはJ1で採用される「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)」の確認の末、相手にPKを与えてしまいますが、守護神のスベンド ブローダーセン(27)が止めて、1万3300人あまりが訪れたスタジアムを沸かせます。
流れを引き寄せたかに思われましたが、後半23分、清水に先制ゴールを許し、追いかける展開に。
ファジアーノは後半30分、コーナーキックから、木村太哉(26)が頭で押し込み、同点に追いつきます。
(ファジアーノ岡山 27 FW 木村太哉選手)
「僕自身ターゲットの選手では無かったんですけど、セットプレーの時は点を決めるんだというつもりでと言われているので足を動かした結果、自分の所に飛んできたので、しっかり反応できて良かったと思います」
後半33分には移籍後初スタメンの松本昌也(30)も見せ場を作りますが、勝ち越しゴールとはならず。試合は1対1の引き分けに終わり、J1初の2連勝とはなりませんでした。
(ファジアーノ岡山 28 MF 松本昌也選手)
「自分が決めていれば勝てたと思うので、そこは決め切るところ。次節以降、しっかり決められるようにまた練習したいと思います」
(ファジアーノ岡山 木山隆之監督(53))
「勝てなかったことは悔しいし残念ですけど、少しずつ前進している、成長している感覚はこれまでの3戦よりも感じられた1試合だったと思います」
次の試合は3月8日、アウェーで名門の浦和と対戦します。
(ファジアーノ岡山 49 GK スベンド ブローダーセン選手)
「一番、楽しみにしている試合、アウェー浦和戦はすごいサポーターの中で、その雰囲気で、僕たちらしくプレーしたいと思います」
また、U-20日本代表として中国での大会に出場していた注目の18歳、佐藤龍之介が会見で意気込みを語りました。
(U-20日本代表 ファジアーノ岡山・佐藤龍之介選手)
「VPNをつないで、めちゃくちゃ頑張って(ファジを)見ていました。常に試合も追っていたし、練習の映像も見たりしていました。刺激をもらいながら、自分が入った時のことを考えて見ていました。ポジション争いが激しいと思いますが、そこでしっかり自分のポジションをつかんで、ファジアーノとして戦うことが自分の成長につながっていくと考えているので、ファジアーノの選手として活躍することを目標にしていきます」