3月18日に開幕する春のセンバツ高校野球で四国代表として出場する高松市の高松商業。選手たちとともに大舞台での頂点を目指す監督とマネージャーの姿を取材しました。

(高松商業 山本主税校長)
「本校の野球部がセンバツ大会に選ばれた」

◇センバツ出場を喜ぶ様子

秋の四国大会で準優勝を果たし、2年ぶり29回目のセンバツ出場を決めた高松市の高松商業。目指すは、1960年以来65年ぶりの日本一です。

土曜日の午前6時半。早朝の校内で料理に励むのは、長尾健司監督です。

(高松商業 長尾健司監督)
「冬だからショウガが温まる。体が温まるし風邪もひきにくい」

大舞台でも負けない体づくりをと、毎朝、監督自ら手作りで選手たちの食事を作っています。

(長尾健司監督)
「子供たちだけで食べたら偏る。ファーストフードとか。野菜やたんぱく質、ご飯の量が少なくなるので朝からコメを食べようと」

同じ頃、練習場にはマネージャーの姿がありました。

(後藤加羽マネージャー・佐藤柑奈マネージャー)
(Q:朝何時に起きた?)
「私は6時」「私は5時15分」

選手たちがグラウンドに現れる前に、慣れた手つきでおにぎりを握ります。

(佐藤柑奈マネージャー)
「おいしくなりますようにと、心を込めて作っている」

(後藤加羽マネージャー)
「強くなって力を付けてほしい」

この日握ったおにぎりは100個以上。思いを込めて毎日、選手たちに届けています。

(長尾健司監督)
「いい感じになってきた。混ぜて、最後にネギを入れます。これで完成」

完成と同時に選手たちが集まってきました。愛情と栄養が詰まった温かい食事は、選手たちの日々の力の源になっています。

(選手は…)
「感謝しかない」

高校球児の憧れの舞台、甲子園。身の回りの世話や練習の補助などチームを陰で支えるマネージャーも思いは同じです。

(川井彩織マネージャー)
「未知の世界で緊張する気持ちはあるが、最高の状態で一番のことができる環境が作れるようにこれからもサポートしていきたい」

春のセンバツ高校野球は3月7日に組み合わせ抽選会が開かれ、18日に開幕します。

岡山放送
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