宮崎県綾町では、「綾雛山まつり」に向けて地元小学生が手作りの雛人形を飾り付ける活動が行われている。綾小学校の224人の児童が参加し、幅約7mの雛山を装飾。児童たちは作品に願いを込めて飾り付けを行った。実行委員会は、地域の文化を次世代に継承していきたいとしている。綾雛山まつりは2月22日から3月3日まで開催される。

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自然豊かな綾町では、綾小学校の生徒が伝統の雛山づくりを行った。児童たちが自ら設計した雛山に、下級生が作ったひな人形を置いていく。児童たちによる雛山の制作は、2024年から行われていて、2025年は1年生から3年生、それに6年生の合わせて224人が参加した。

6年生は、授業で綾雛山まつり実行委員会の担当者から、山の神様は女性であることや、綾の雛山文化は江戸時代からはじまったと伝えられていることなど歴史を学び、雛山づくりに臨んだ。

作業は「雛山」・「PR」・「チラシ」の3つのグループに分かれて行い、雛山班は、実行委員会のメンバーと一緒に、みんなで手作りした雛人形や折り紙などを幅約7mの雛山に飾りつけていった。

児童:
苔で山の神様の美しいほっぺたを表現している。ずっと見守ってくれるように願いを込めて置いた。

綾雛山まつり実行委員会 池田和幸副委員長:
年々作る人も少なくなっている中で、綾の子供たちに雛山の大切さを伝えて、文化を継承していけるような取り組みができればいいなと思っている。

(テレビ宮崎)

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