2月25日、埼玉県内のスーパーで撮影されたのは…。
昼間にも関わらず、空っぽになった商品棚。ここで販売されていたのは、卵です。
その張り紙を見てみると…。

(スーパーの張り紙)
現在、鳥インフルエンザの影響で卵の供給が不足している状況でございます。また、この先もますます状況が悪化する恐れもございます。
鳥インフルエンザの感染拡大の影響により、品薄状態になっているというのです。
都内のスーパーでも品薄 価格高騰
都内のスーパーでも…。

2月5日、撮影されたのは、空っぽになった卵の商品棚。

そこには「お一人様2点のみ」とのお断りが。

さらに21日、都内の別のスーパーでも、卵の棚が空っぽに。

ここでは「おひとり様1点」となっています。
一部のスーパーで品薄状態になっているという卵。
2月25日、「めざまし8」が都内の大手スーパーを中心に卵の在庫状況を調べてみると、40店舗のうち10店舗で品切れとなっていました。
都内のスーパーで話を聞くと…。

買い物客:
見ました。(卵は)ゼロでした。なければないで済むんだけど、でもやっぱりあったほうが…。

スーパーイズミ 五味衛店長:
鳥インフルエンザの、岩手の方で、まだ(一部の)品物が出てこないという状態です。
(Q.この棚は売り切れたわけではない?)はい、ないですね。品薄ですよ。
売れ残っている卵の値段を見ると、10個入りのMサイズ1パックが342円です。

スーパーイズミ 五味衛店長:
いまだかつてこういうことは本当にないです。(値段が)ここまで上がったことは。
(Q.品薄が価格にも影響している?)そうですね。一番は品薄ですね。こんな300円以上のお値段、そうそう売れませんね。

「JA全農たまご」によると、東京のMサイズ1キロあたりの卸売価格は、1月、約1年半ぶりに300円を突破。2月はさらに上昇し、平均で314円となるなど高値が続いています。
「物価の優等生」と呼ばれてきた卵に押し寄せる「品薄」と「値上がり」の波。
いつ収まるのでしょうか?専門家は…。

――卵が今後安くなる可能性、見込みは?
元東京農業大学教授 信岡誠治さん:
このままね、鳥インフルエンザが再発しなくて、新しく入れた鶏がどんどん産み始めれば下がる可能性はありますよ。今は頑張って(各地で)鳥インフルエンザを2月1日以降、今のところ発生は止めてます。
今はまだ深刻な卵不足の状況ではなく、このまま鳥インフルエンザが収束していけば、供給も価格も安定するといいます。
(「めざまし8」2月26日放送より)