韓国の道路で2024年10月、暴走車が警察車両の制止を振り切り、約20kmにわたる激しい逃走劇を繰り広げた。運転手は泥酔状態で、逆走や赤信号無視を繰り返した。

逃走の末にスリップ…運転手は泥酔状態

韓国・京畿道の道路で2024年10月24日午前5時過ぎに撮影されたのは、警察の制止を振り切り逃走する車。

車はマンションの駐車場を猛スピードで駆け抜け、再び道路に出ると、パトカーと一般車両があわや正面衝突という危険な場面もあった。

その後、逃走中は狭い脇道へと逃げ込み、交差点を逆走すると赤信号を無視。車は何が何でも逃げるつもりのようだ。

先回りしたパトカーが行く手をふさぐも、するっとすり抜け、体当たりされても強引に突破した。その逃げざまは、まさに執念の逃走だ。そこまでして捕まりたくない理由は何だったのか。

その後、パトカーが横から体当たりし、車はコントロールを失ってスリップすると、ようやく止まった。

一斉にドライバーを取り押さえにかかる警察官。運転席から引きずり出されたのは40代の人物で、実はこの時、免許が取り消しになるほどの泥酔状態だった。

さらに、警察によると約20kmにもおよぶ距離の追跡で、警察官3人がけがをしたという。
（「イット！」 2月24日放送より）