山形・天童市の温泉旅館でネコ女将として親しまれてきた看板ネコ「まいちゃん」の引退式が行われ、多くのファンが別れを惜しんだ。

訪れたファンで旅館は満室に

天童温泉・松伯亭あづま荘で、2013年から毎日休まず宿泊客を出迎えてきた「ネコ女将」まいちゃん。

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3月で15歳。人間に例えると80歳を超える高齢となったことから「ネコ女将」を引退することになった。

松伯亭あづま荘・高橋和也社長:
ネコ女将としてお客さまから愛され、その愛嬌と類まれな『おもてニャし精神』で多くの旅人を癒してまいりました。

2月23日に行われた引退式を見届けようと、全国から訪れたまいちゃんファンで旅館は満室。
ネコ女将として、これまでSNSを中心に全国で人気を集め、東日本大震災やコロナ禍など困難な時期でも多くの宿泊客を和ませ笑顔にしてきた。

訪れたファンからは「寂しいけど、まいちゃんも15歳なのでゆっくりしてもらいたい」「感激しました。小さい体で12年も頑張ってきたと思って。寂しい気持ち」といった別れを惜しむ声が聞かれた。

松伯亭あづま荘・高橋和也社長:
多くのファンの人がまいちゃんを応援してくれて、あづま荘を好きになってくれるすごくいい関係が築けた。これからはネコらしくゆっくりすごしてほしい。

女将としての役目を終えたまいちゃんは、今後「不定期出勤」で自由気ままに宿泊客を出迎えてくれるという。

(さくらんぼテレビ)

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