3月7日に行われる山形県公立高校一般入試の願書の受付が、2月21日正午に締め切られた。全日制の志願倍率は0.8倍で、8年連続で1倍を割っている。

山形東の「探究科」 倍率2.79倍

公立高校の一般入試は、全日制が40校・94学科、定時制が5校・5学科で行われる。
定員は推薦入試の内定者などを除いて、全日制が5609人、定時制が280人で、合わせて5889人。

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全日制の志願倍率は、2024年を0.01ポイント上回る「0.8倍」と8年連続で1倍を割り込んだ。

志願倍率が最も高かったのは、山形東の「探究科」で2.79倍。次いで、山形中央の「スポーツ科」で2.5倍。寒河江の「普通科探究コース」で1.85倍と、2025年も「探究科」の志願者が多く、高倍率となった。

主な志願倍率

山形東の「探究科」は2.79倍。「普通科」は定員割れだが、例年、探究科の受験生の多くが普通科を第2志望にしているとみられている。山形南の「理数科」は1.6倍。「普通科」は定員割れ。山形中央は「スポーツ科」が2.5倍と高く、各運動部が好成績を収めていることや、学校もPRに力を入れていることが影響したとみられる。

上山明新館は「普通科」「商業科」で定員割れ。「農業科」が1倍ちょうど。山辺の「食物」「福祉」「看護」いずれも定員割れ。寒河江の「普通科探究コース」は1.85倍と、2024年に引き続き高い倍率。

村山産業・東桜学館・新庄北新庄神室産業・米沢東は、全学科で定員割れ。
米沢興譲館の「探究科」は2025年も人気が高く1.36倍。「普通科」は1.03倍。

長井の「普通科探究コース」は1.1倍。鶴岡北と鶴岡南が統合し2024年度に開学した致道館の「普通科」は1.11倍。酒田東の「探究科」は1.19倍。鶴岡工業の「機械」は1.14倍、「情報通信」は1.25倍。鶴岡中央の「普通科」は1.03倍、「総合科」は定員割れ。

酒田光陵の「工業科環境技術コース」は1倍ちょうど、「情報科」は1.44倍と高くなった。
山形市立商業は2025年も人気が高く、「総合ビジネス」が1.45倍、「情報」は1.12倍、「経済」は1.54倍となった。5つある定時制で最も倍率が高かったのは、霞城学園の「普通科2部」で1.33倍。

公立高校の一般入試は3月7日、適性検査は8日で、合格発表は3月17日。

(さくらんぼテレビ)

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