ここ最近、毛糸の売り上げが急増している。
実はいま、空前の編み物ブームが到来しているのだ。
Z世代を中心に"編み物"ブーム
「札幌市内の100円ショップに来ています。こちらの毛糸コーナーですが、今朝、入荷したとのことでしたが、すでに商品が少なくなっています」(糸口真子フィールドキャスター)
売れすぎて商品が少なく、欠品も出ているのが、毛糸の棚。

実はいま、空前の編み物ブームなのだ。
手芸用品店でその売れ行きを聞くと。

「昨年に対して1.5~2倍伸びている。中学生から大学生のZ世代、若い世代が増えた」(カナリヤ 札幌本店 丸山志織さん)
編み物ブームの中心は、なんと20代を中心とした若者。店内には、ネオンカラーやキラキラとした毛糸も多く並んでいる。
SNSでブームに
お買い物中のみなさんに、編み物を始めたきっかけを聞いてみた。
「TikTokで編み物をしている可愛い人たちを見て」(20代女性)
「ルセラフィムのSAKURAちゃんを見て、可愛いなって」(30代女性)

火付け役は人気アイドル。
カギ針で編んだものがSNSにアップされると、一気に話題になり、それをきっかけに、若者に編み物ブームが広がっている。
時間を忘れて没頭できる
そんな編み物といえば、時間をかけてコツコツと作り上げるイメージ。
「タイパ」重視といわれる若者世代とは、一見かけ離れているように思えるが。
「編んでいるときは無心、時間を忘れられるのが好き」(20代女性)

「デジタルデトックスになっていいかなと」(20代女性)
デジタル社会で、疲れた頭や心を休ませられる。
編み物と向き合う時間そのものに魅力を感じているようだ。
服も作れる!?
一体どんなものを作っているのか見せてもらった。
「スヌードを作りました、夫にプレゼントしました。100均でも買えるので気軽に始められる」(30代女性)

こちらの方は。
「服を作ります、アレンジで自分の理想の形にする」(20代女性)

さらに、こんな方も。
「編み物を始めてどれくらい?」(糸口キャスター)
「3か月くらいです、ストラップなど簡単なものから」(30代女性)
「3か月でもいろいろ作れるんですか!」(糸口キャスター)
「YouTubeを参考に、見よう見まねで」(30代女性)
動画コンテンツなどが充実しているので、初心者でも始めやすいのは魅力的だ。
糸口キャスターも挑戦!
ということで、糸口キャスターも、カギ針の編み物に初挑戦。
半年前から始めたというチカさんにレクチャーしてもらいながら、ヘアアクセサリー「シュシュ」を作ってみた。

「ここに引っかけて、通す」(チカさん)
「ひ、引っかからない!」(糸口キャスター)
まさかのスタートから大苦戦。両手にガチガチに力が入って、先行きが心配だ。

「ハァ~~わかってきた!最初は難しいけど一回理解したらサクサクできるきがします。いや~!糸口、なんとかコツをつかみました」(糸口キャスター)
一体どんな仕上がりになったのか。
完成品を披露
完成したのは髪留めのシュシュ。

「作るのに3時間ほどかかってしまったのですが、体感としてはあっという間でした。すごく没頭してできた」(糸口キャスター)