東京・世田谷区にある、駅の改札を出てすぐの人気のラーメン店。工事のために設置された巨大なフェンスの影響で閑古鳥が鳴く事態になっている。
「助けてください!」フェンス設置後、売り上げ激減
京王電鉄・明大前駅から徒歩1分にある、行列が絶えないラーメン店「釜玉中華そば ナポレオン軒」。
しかし、2週間前に巨大なフェンスが設置されると状況が一変、店は駅から見えなくなり売り上げが激減した。店のSNSには「助けてください!」「死活問題です」と、悲痛な叫びが上がる。

明大前駅の改札のすぐ正面にはずらりと白い壁が並ぶ。駅前にあった広場はフェンスで囲われ、封鎖されていた。

フェンスが設置されて以降、売り上げは100万円以上減る見込みだという。
釜玉中華そば ナポレオン軒 明大前店 寺垣俊介さん:
ランチは満席で4、5回転しないと話にならない。かなり厳しい。
フェンスに店の看板貼るも「あれだけだと厳しい」
問題のフェンスは、古い下水管を新しく入れ替える工事のために設置されたものだ。

釜玉中華そば ナポレオン軒 明大前店 寺垣俊介さん:
本当に厳しいですよね。改札から何も見えない。
同様に売り上げが減ったという隣の店は…。
別のラーメン店:
「あれ?ここまでやるの?」みたいな感じでした。
売り上げ激減の中、工事を担当する東京都下水道局は商店街などとの協議し、フェンスに店の看板を貼る対策をとった。しかし…。

釜玉中華そば ナポレオン軒 明大前店 寺垣俊介さん:
あれ(看板)だけだと厳しい…。ラーメン店の明かりや雰囲気が見えた方がいい。
フェンスが撤去されるのは、工事が終わる10月だという。
東京都下水道局南部下水道事務所は「一時的に(店に)不便を与えることもあると思いますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします」とコメントしている。
(「イット!」2月19日放送より)
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