名園に春を呼び込む恒例行事です。岡山市の岡山後楽園で2月19日、マツのこも焼きが行われました。
岡山後楽園のマツのこも焼きは2025年で50回目。冬が来る前に園内のマツの幹に巻いていた「こも」を焼いて、害虫を駆除する恒例行事です。24年10月に園内の約240本のマツに巻いた「こも」を次々と取り外し、池のほとりで焼いていきました。
(長尾龍希アナウンサー)
「こもの中には越冬のため幹を伝って下りてきた毛虫やクモなどの害虫がいます。こもごと焼き払うことで松の葉の食害などが防げるということです」
多くの人が見物に訪れ、写真を撮るなどして早春の風物詩を楽しんでいました。
(訪れた人は…)
「昔を思い起こすような感じ。昔からこういうことをやっていたんだろうと。春になったらまた後楽園に来たい」
「においなどを感じながら春が来るのを喜ぶ。(春が来るのが)楽しみ」
19日朝の岡山市は青空が広がりましたが、最低気温は氷点下2.7度と厳しい冷え込みとなりました。