岡山県早島町議会の一部の議員が町の職員に対し、威圧的な言動が繰り返されたとされる問題です。7月8日、臨時町議会が開かれ、事実関係を調査する第三者委員会を設置する条例案が可決されました。
この問題は、早島町議会の一部の議員が町の職員に対し、威圧的な言動や人格を否定するような発言を繰り返していたとされるものです。2024年度だけで職員12人が退職したほか、この2年間で4人が休職しているとして、町民の有志が実態調査を求めていました。
8日に開かれた臨時町議会で、外部の専門家がパワハラの有無や実態について調査する第三者委員会を設置する条例案が出され、採決の結果、全会一致で可決されました。
(早島町 佐藤博文町長)
「(第三者委員会には)ハラスメント行為の有無から始めてもらうのでどういう結果になるかは分からないが中立性を担保してやる第三者委員会なのでしっかりと所要の対応と調査をやってもらいたい」
この問題を巡っては一部の議員が議長の議会運営に反発。臨時議会の閉会後、議長に対し公開質問状を渡す一幕もありました。設置される第三者委員会は外部の弁護士3人からなり、来週にも正式に発足したあと調査を開始し、2025年度中に結果を町長に答申することにしています。