きらびやかな照明に、鳴り響く音楽。
まるでライブ会場のようですが、実はここ高齢者施設なんです。

会場BGM:
そ~れそれそれお祭りだ~!

これは、音楽で心も体も元気にするための昔懐かしい「ディスコ」を再現したイベント、その名も「ロマンディスコ」です。

大滝亮輔さん:
みなさんかけ声お願いしま~す!

企画したのはDJを務める大滝亮輔さん。
DJとして活動する一方、介護福祉士としても働く“DJ介護士”です。

介護を行う大滝亮輔さん:
つかまってください。せーのよいしょ。

大滝亮輔さん:
僕の昔の印象としては、施設にいる高齢者の方って退屈そうだなっていうイメージがあったので、自分たちでどんどん楽しみを作っていきたいと思った。

20歳から介護福祉士として働く大滝さんは、“施設での日々をもっと明るく過ごしてほしい”とDJの経験を生かし、「ディスコ」イベントを企画。

「懐かしさ」や「楽しさ」など、様々な感情が生まれる事で“心も健康になってもらうこと”を目指しています。

大滝亮輔さん:
「こんなことあったね。あんなことあったね」って思い出していただいたり、体を動かすだけじゃなくて、中身も大事。
ハートの部分で若返ってもらえたら嬉しいなと思います。

80歳のおばあちゃん:
今日は心も元気になった。
大滝さん:
元気になりました?いやよかった~
86歳のおばあちゃん:
だって涙出してやっていました。
80歳のおばあちゃん:
2人で泣いた。
この「ロマンディスコ」を通じて、大滝さんがシニアの皆さんに感じてほしいことは何ですか?

大滝亮輔さん:
生きるって、何かに挑戦したりとか、本当に刺激を受けたりということが大切なのかなと思っているので、元気に、生き生きとなっていってほしいですね。
おじいちゃんおばあちゃんが心から元気になりますように。
笑いあり、涙ありのディスコを開催する大滝さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」2月11日放送より)