おそろいの赤いドレスを着た女性たち。

ここで開催されているのは、クラシックコンサートです。

しかし、通常のコンサートとは違い、観覧客が手拍子をしたり、子供たちと演奏者が一緒にリズムをとったりするなど、伸び伸びと楽しんでいる様子がうかがえます。
山口りえさん:
じっとしてなきゃいけないというコンサートが多いので、私たちのコンサートは好きにしていいよということになっています。

音楽団のリーダーを務める山口りえさん。

音楽で子供の成長を促す「音育(おといく)」という活動を広めるため、親子で楽しめる“体験型コンサート”を開催しています。

山口りえさん:
小さい頃に音楽を聞くということが、耳の発達という面で一番影響されやすくて、そういう意味では言語能力ですとか、何かを聞くという能力が高くなるのではないかなと。

一児の母でもある山口さん。
小さいうちから“生の演奏を体で感じてもらいたい”と、クラシック以外にも一緒に踊れるような曲を盛り込み、子供たちを飽きさせない努力も行いつつ、全国を回っていると言います。

山口りえさん:
お子さまがコンサート中にハイハイしたりですとか、歩いたり、ステージに乗ってダンスしたりとか、音を通して育つという意味でも他のコンサートとの違いはあるのではないかなと。
また、山口さんはこの“体験型コンサート”の今後の目標についても語っています。

山口りえさん:
全国で無料の親子向けコンサートを開催したりですとか、みんなでもっともっと一緒に音楽を楽しめるような場を提供したいなと思っています。
音楽で、子供たちにより豊かな成長を促すため、山口さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」1月21日放送より)