プロ野球キャンプシーズン、宮崎県内では7球団がキャンプを張る。県外から訪れたファン45人に、今回の旅の行程や予算などを調査した。往復の飛行機代や宿泊費、食費を含めて全体の平均予算は約6万6700円、多い人では20万円程だった。県外からのファンは宮崎観光や食事も楽しんでいるようだ。

きらめくオリ姫たち 旅の予算は…?

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オリックス・バファローズがキャンプを行っている宮崎市の清武総合運動公園。

会場には急増する女性ファン「オリ姫」の姿が。

大きなカメラを構え、選手の様子を熱心に見つめている。

神奈川県から:
飛行機とホテルで5万円弱ぐらい。キャンプメインに来ているので、食費が5000円から1万円くらい。お土産も含めて合計で1人6〜7万円くらい。推しは若月選手。差し入れを持ってきているので渡して話したい!

千葉県から:
2月1日に来た。第1クール、練習はきょうまでしか見られない。予算はだいたい2人で20万円くらい。推しは西川選手。バッティングもたくさん観られたので幸せ!

神奈川県と奈良県から:
4泊で来ている。このあと沖縄のキャンプに行く。お土産や飲食も含めてざっくり10万円ぐらいかな。沖縄の分を足すと、20万円くらいかな?このために働いている。宮崎県民がうらやましい。老後は1カ月居たい。ずっと居たい。仕事辞めたら1カ月居たい。

東京都から:
飛行機は結構早めに取ったので、全部合わせて5万円くらい。観光もしたい。宮崎はご飯がおいしい。あすは高千穂に行く予定。

兵庫県から:
キャンプ歴は、もう20年以上。予算は子供と3人で2泊3日で15万円くらい。宮崎市内は高くて、1泊は鹿児島にしたのでバランスが取れた。

「奮発した!」というジャイアンツファンも

いっぽう、読売ジャイアンツがキャンプを行っている「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」

平日にもかかわらず、スタジアムの前にはファンが大勢駆けつけ、打撃練習の抽選会は熱気にあふれている。

会場で話を聞いた人のうち、約4割が九州のファンだった。

鹿児島県からのカップル:
車で来た。旅費の予算は1万から1万5000円くらい。

大分県からの家族連れ:
宿泊込みで、だいたい6万円。子供が岡本選手のファンで、風船にサインしたものをスタッフから貰えたのでそれがよかった。

子供:
サインをもらえてうれしかった。

40年来のジャイアンツファンという男性2人組は、初めての宮崎キャンプで「奮発した」という。

埼玉県から:
去年、久々に優勝したし、一度来たいとは思っていたが、いい機会に恵まれて来た。15万円くらいは予算で見ている。宿泊と交通費で10万円くらい。

埼玉県から:
今回は20万円くらい使うかな。ホテルで7万円くらい。後はおいしいもの食べて帰ろうかな。2泊3日で。

オリックス・バファローズと読売ジャイアンツのキャンプに訪れた県外のファンあわせて45人に聞いた結果、全体の平均予算は約6万6700円だった。オリックス・バファローズは関西や関東のファンが多く、読売ジャイアンツは九州のファンが目立った。

ある人は友達同士やカップルで。あるいは家族旅行を兼ねて。ある人は野球だけでなく観光やグルメも楽しんで。プロ野球キャンプをきっかけに、多くの人が宮崎を訪れ、それぞれのスタイルで楽しんでいた。地元・宮崎県民にとっては毎年の恒例行事だが、県外からはこれだけのお金をかけて見に来てくれる価値があるものだと、改めて実感できる調査結果となった。

(テレビ宮崎)

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