北アルプス常念岳で千葉県浦安市の会社役員の57歳女性が登山中に転倒し、大けがをして、ヘリコプターで救助されました。

17日午前6時半過ぎ、山小屋から「ひざを痛めた登山者がいて、一晩、様子を見たが、自力歩行ができない状態」と警察に救助要請がありました。

女性は16日、4人パーティで一ノ沢登山口から入山し、常念乗越に向けて登山中、バランスを崩して転倒して、けがをしました。その後、付近の山小屋に行き、朝まで様子を見ましたが、痛みがとれなかったということです。

女性は17日午前10時ごろ、長野県消防防災ヘリで救助され、松本市内の病院に搬送されました。右ひざの骨折で重傷の模様です。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

長野放送
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