大同生命SV.LEAGUE WOMENで戦う、デンソーエアリービーズ。2024~2025年シーズン、リーグ2位をキープする好調の鍵は「攻守揃ったメンバーの充実」にあるようだ。
攻撃の要 ロザマリア選手
21勝5敗と圧倒的な強さを見せているデンソー(2025年1月31日時点)。辻健志監督は「得点能力は強化してきたところ。そういったところがリーグで発揮できて、非常に満足する結果が今の所は出ている」と語る。
攻撃の要はアウトサイドヒッターのモンチベレル・ロザマリア選手。185センチの長身を生かしたスパイクを、緩急つけて使い分ける絶対的エースだ。

2月1日・2日に行われるNEC川崎戦を前に、アタックとブロックに重点を置き、激しい打ち合いに備えていた。
ロザマリア選手は「全員で今のムードを繋げていい試合ができるように、自分たちも大きいチームに勝てるように全員で戦いたい」と意気込みを語った。
2025年2月1日 NEC川崎戦
福島県田村市で初めて行われたホーム戦には、1000人以上が駆けつけた。
注目のリーグ上位対決は、予想どおり序盤から点の取り合いに。第1セットは25-21で競り勝つが、川崎の猛攻で第2セットを落とす。(18-25)
ここで奮起したのがロザマリア。リーグ2位の得点力を発揮しセットカウント2-1で王手をかける。(第3セット 27-25)

しかし、デンソーはここで流れに乗れず(第4セット 13-25)、最終セットまでもつれ込み、両者譲らぬ展開。ホームで勝ちたかったデンソーだが、涙を飲む結果となった。(第5セット 13―15)
2月2日も大接戦の末に敗れ、惜しくも2連敗となった。

さらなる強化へ 3人の新加入選手
一方で、チーム力のさらなる強化も進められている。1月31日にお披露目されたのは新加入する3選手。下北沢成徳高校のイェーモンミャ選手は、2025年の春高バレーで準優勝に貢献し優秀選手賞も受賞。スピードとパワーが持ち味だ。

イェーモンミャ選手は「世界と戦える選手になって、応援してくれている方々の記憶に残るような選手になりたい」と意気込みを語った。他に、下北沢成徳高校の柳千嘉選手、京都橘高校の川岸夕紗選手が入団する。2025年3月に高校を卒業予定で、準備が整い次第チームに合流する。

2月2日時点でデンソーは2位を守っている。次戦は2月8日・9日に岡山と戦う。
(福島テレビ)