1月20日は二十四節気の大寒。1年で最も寒さが厳しく、大雪にもなりやすい時期。一旦、寒気が緩んでも、過去には“ドカ雪”があった時期でもあり、油断は禁物だ。

この先2週間は高温傾向も…
この先2週間の予想最高気温は、この時期としては高めに推移する見込み。最高気温が10度を超える日もあり、3月上旬並みの陽気が予想されている。

ただ、過去20年を振り返ってみると、この時期、数年に一度は“ドカ雪”が発生している。4年前の大雪は1月上旬だったが 、2018年は2月4日~7日、2017年2月の嶺南の大雪は2月9日~11日、2011年は1月30日~31日だった。
1月末から2月にかけて発生した“ドカ雪”

2018年2月上旬、福井市では積雪147センチを観測。国道8号で約1500台の車が立往生し、大規模な交通障害が発生した。

2017年2月には、嶺南地方を中心に大雪となり、強い寒気の影響で小浜市では2日間雪が降り続き、積雪は観測開始以来最も多い81センチを観測した。

2011年1月31日は、南越前町今庄で積雪244センチを観測。活発な雪雲が停滞して一気に積雪が増える“ドカ雪”となった。このように2月上旬までは、強い寒気が南下し大雪になることがあるり、油断は禁物だ。
今季も2月上旬に寒気が南下か

上空5500m付近の寒気の動きを見ると、しばらく寒気の南下はないため、20日の週は高温傾向が予想されている。しかし、北極圏からシベリアの西に流出しようとする寒気が存在し、これらが日本にやってくる可能性がある。南下してくる時期は、2月上旬頃になりそうなので、“ドカ雪”に注意が必要だ。