13日夜9時すぎに発生した宮崎県沖を震源とする地震について、気象庁は今後1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけている。震度5弱を観測した宮崎県では、住民から不安の声が相次いだ。

13日午後9時19分ごろ、日向灘を震源として、宮崎県で震度5弱の揺れを観測した。
気象庁は2024年8月以来2度目となる、南海トラフ巨大地震に関する臨時情報(調査中)を出し、専門家らによる評価検討会を開いて関連を分析。その結果、現在、巨大地震が発生する可能性が平常時と比べて高まっていないとして「臨時情報・調査終了」を発表した。
一方で、気象庁はいつ大規模地震が起きてもおかしくないことを意識し、日頃からの地震への備えをするよう呼びかけている。
防災相「日頃の備え、引き続き定期的に確認を」
地震から一夜明けた宮崎市では、不安の声も聞かれた。
女性:
きのうの夜は大分揺れてこわかったです。

スーパーの店長:
(8月の地震から対策を)一時期はしてたんですけど、大分落ち着いたので、今回は全く備えをしていなかった。
この地震により、宮崎市の40代女性が軽傷を負ったほか、落石による通行止めや水道管が壊れる被害も出ている。

また、地震を受けて、坂井防災相は14日の閣議後会見で、南海トラフ巨大地震について日頃から備えるよう呼びかけた。
坂井 防災相:
南海トラフ大規模地震は、30年以内に起こる可能性が70~80%であり切迫性の高い状態です。日頃の地震への備えについて、引き続き定期的に確認をしていただくようお願いします。

また地震が発生した地域では、今後1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけている。
(「Live News days」1月14日OAより)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(16枚)