アメリカなどで核兵器の危険性を訴え続けた被爆者の笹森恵子さんが92歳で死去したとニューヨーク・タイムズが伝えました。
ニューヨーク・タイムズは、2日、アメリカ・カリフォルニア州で暮らす被爆者の笹森恵子さんが2024年12月15日に死去したと報じました。
笹森さんは、広島市出身で13歳のときに爆心地からおよそ1.5キロの場所で被爆し、顔や手に大やけどを負いました。
治療のために渡米した25人のいわゆる「広島ガールズ(Hiroshima Maidens)」の1人としてアメリカに渡り、その後、アメリカ議会で被爆体験を証言するなど、精力的に活動していました。
ニューヨーク・タイムズは詳細に笹森さんの被爆した状況について記した上で、「彼女は生涯をかけて核戦争の危険性を人々に警告した」と追悼しています。