2020年7月の豪雨災害で被災したくま川鉄道について、くま川鉄道は当初2025年度内の全線再開を目指していたが、復旧工事の遅れから断念し、2026年度上半期内の全線再開を目指すと12月27日に明らかにした。

当初の2025年度内の全線再開を断念

これは12月27日に開かれた『くま川鉄道再生協議会』で明らかになったもの。2020年7月の豪雨で被災し、部分運転が続くくま川鉄道は、当初2025年度内の全線再開を目指し、復旧事業に取り組んできた。

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しかし、豪雨で流失した球磨川第四橋梁の架け替え工事で、地中から大きな石や強固な岩盤層が見つかったことから、工事の遅れが発生。

工法の変更などに取り組んだものの、残りの工事や工事終了後の検査や試運転などがあることから、当初目標としていた2025年度内の全線再開を断念し、2026年度上半期内の再開に目標を変更したということだ。

くま川鉄道の永江友二社長は「一日も早い全線再開を目指し、努力してきましたが、再開を延期することになり、利用者の皆さまにご迷惑をおかけして申し訳ない」と話した。

(テレビ熊本)

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