宮内庁は、公式インスタグラムなどを通じて皇室の活動の広報を充実させるため、来年度予算に今年度の10倍以上の2700万円余りを計上しました。
2024年4月にスタートした宮内庁の公式インスタグラムは12月27日現在でフォロワーが186万人を超えています。
27日に閣議決定された令和7年度の政府予算案で、宮内庁はより積極的にインスタを活用し、皇室の活動についての広報を充実させるため、来年度予算に撮影委託や動画作成、広報アドバイザリーなど今年度の10倍以上にあたる2700万円余りを計上しました。
インスタグラムの運用などを行う広報室の職員も3人増員されます。
また、皇族方の活動のため定額で支給される「皇族費」は、悠仁さまの成年に伴い約250万円増えますが、三笠宮妃百合子さまが亡くなられたことから3050万円減り、2億3600万円となることが決まりました。
一方、寬仁親王妃信子さまのお住まいである宮内庁分庁舎の老朽化に伴い、来年度の改修費用5億1900万円が計上されました。
改修は2年かけて行われ、全体額は12億9800万円を見込んでいて、信子さまは来年3月までに、上皇ご夫妻が仙洞御所の改修工事中に仮住まいされていた東京・港区の高輪皇族邸に移られる予定です。
