ブックサンタの活動は誰でも参加でき、その方法は大きく3つある。
・全国のパートナー書店で本を購入し、レジで「ブックサンタに参加したい」と伝える
・ブックサンタのオンライン書店(公式サイト)から本を購入する
・クラウドファンディングサイトから寄付を申し込む
購入した本はブックサンタの運営事務局に送られ、そこで各家庭やNPO団体などに振り分け、子供たちに届けられる。

「私たちのほうで『選書』と呼んでいるのですが、事前に詳しくご家庭にヒアリングして、お子さんの年齢や理解力、好きな物、はまっている興味などを考えた上で、本の知識などを駆使しながら、合う本を1冊1冊、選んでいます」

選書をメインにするスタッフが、それぞれの子供に合いそうな本を選んでいるという。親から「プレゼントの本を気に入って毎日読んでいます」という、喜びの声が届くことも多いといい、それは「選書をきちんと行っているから」だそう。
本が“心のよりどころ”になれば…
「大変なご家庭の子供にとって“サンタがくれた自分だけの物”は、かけがえのない特別な思い出なります。もらった当時は分からなかったとしても、成長した時に『助けてくれた人がいた』と知ることで、少しでも希望を持てたり、心を照らすことができたりします」

実際、もらった本をきっかけに「将来の夢が決まった」「勉学に励むようになった」や「読み聞かせをすることで親子の時間が増えた」「物を慈しむ気持ちが育まれている」など、生活に前向きな影響があったという声が寄せられているという。
担当者は、届いた本が「心のよりどころになれたらと願っています」と話す。