全国で闇夜の中、野生動物との遭遇が続いている。
兵庫県の公園では、何かを食べる子ども連れの4頭のイノシシ、新潟県では民家近くを歩くクマがカメラにとらえられた。
いずれも撮影者に被害はなかったが、恐怖を語っている。

公園で食事する…イノシシ親子

兵庫・神戸市の夜の公園で10月29日に撮影されたのは、遊具の前で口を動かすイノシシたちだ。

何かを食べるのに夢中なイノシシ(映像提供:視聴者)
何かを食べるのに夢中なイノシシ(映像提供:視聴者)
この記事の画像(11枚)

その数、あわせて4頭。
親子そろって何かを食べているようで、地面はボコボコに掘り返されていた。

親のイノシシは体長50cmほどあったという(映像提供:視聴者)
親のイノシシは体長50cmほどあったという(映像提供:視聴者)

親とみられるイノシシは、体長50cmほどあった。
撮影者は帰宅途中に、ふと公園に目を向けると、目と鼻の先で遭遇してしまったという。

“イノシシ集会”に遭遇してしまった撮影者は、「月に1度はイノシシの目撃情報がある地域ですが、出くわしたのは初めてで怖かったです」と話している。

闇夜にふらつくクマ…民家も近くに

闇夜に遭遇するのは、イノシシだけではない。

車のライトに照らされるクマ(映像提供:星野佑佳さん)
車のライトに照らされるクマ(映像提供:星野佑佳さん)

新潟・糸魚川市で10月26日、美しい星空を見に行った撮影者が林道で撮影したのは、ヘッドライトに照らされたクマの姿だ。

クマに直面した撮影者は、「『まさかクマ?』みたいな感じで。シカとか見たときとは驚き方が100倍ぐらい違った。もう黒光りして毛艶がつやつやしていて、きれいっていうくらい、もうつやつやしていたんですよね」と話す。

また遭遇したのは、民家にほど近い場所だったという。

衝突していた可能性もあったと話す撮影者(映像提供:星野佑佳さん)
衝突していた可能性もあったと話す撮影者(映像提供:星野佑佳さん)

遭遇を振り返り、撮影者は「車道に普通に出てくる状況っていうのは、すごく怖いと思います。すごくゆっくり走ってたんでよかったですけど、(普通のスピードだったら)ぶつかってたかもなと思って、ゾッとしています」と衝突しなくてよかったと語っている。

クマはその後、草むらへと消えていったという。
(「イット!」 11月12日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)