河川敷の草に降りた霜。
帯広市の最低気温は、今シーズン最も低い氷点下0.9℃を観測。
水路には氷が張った。
冷え込み強まる北海道
11月6日朝の北海道は放射冷却の影響で冷え込みが強まり、十勝の陸別町では氷点下6.1℃を記録し、道内70地点で今シーズン一番の冷え込みとなった。
札幌市の今朝の最低気温は2℃。
通勤する人々の息が白くなり、毛糸の帽子やマフラー、ダウンなど本格的な冬の装いに変わってきている。
冬の足音が近づく中、大通公園では、雪から樹木を守る「冬囲い」の作業も始まった。
「（Q:季節を感じますか？）寒いから手袋や上着をたくさん着込んでいます」（作業員）
西1丁目から12丁目にかけて植えられているライラックやバラなど約2300株の枝が雪の重みで折れないよう、作業員たちは手際よく縄を巻き付けたりむしろで覆ったりしていた。
「あっという間に11月が来たなという感じ。雪が降らないうちに終わらせたい」（作業員）
迫りくる雪の季節
そんな中、迫りくる雪の季節。
旭川市では昼過ぎにひょうやあられが地面や車に打ち付け、一面が真っ白になった。
隣の東川町でも一時見通しが悪くなるほどの雪が降り、車や路肩の草にうっすらと積もった。
午後から北海道には活発な雲が入り始め、雪のエリアが広がってきている。
さらに札幌近郊の中山峠では、午後4時ごろから雪が降りだし、道の駅の駐車場にはうっすらと雪が積もり始めた。
「いよいよ来たなって感じですね」（札幌市民）
7日からの天気は
7日にかけて、雪はどうなるのだろうか？
北海道内は、6日夜から7日にかけて雪雲が広がる見通しで、特に7日朝には強い北風が吹き、後志と札幌に活発な雪雲が流れ込むおそれがある。
7日夕方にかけて予想される雪の量は、石狩・後志・留萌地方の多い所で20センチ、札幌市内は南区を中心に5センチから15センチとなる見込みだ。
朝から雪が積もるおそれがあり、スリップ事故や転倒に注意が必要だ。
