全日本出場が決まった瞬間、普段の練習でジャンプのアドバイスをもらっているというチームメイトの大島とともに喜びを分かち合った。

全日本までに「4回転ジャンプを安定させて、チャレンジではなく自分のものにしてできるような練習をしたいです。絶対にフリーに残ります!」と意気込んだ。
4位は今季シニアデビューの山田琉伸。

「全日本の切符を失いたくない」という強いで挑んだ勝負のフリーで、ミスを最小限に抑えた気迫の演技を披露する。
大学2年生の山田は今年7月、全日本出場のため決意の移籍。さらなる高みを目指し、三浦佳生も所属する新横浜プリンスFSCへ移った。

新しく師事を仰ぐ佐藤紀子コーチのもとでしなやかな表現力を強化した。その成果を発揮し、念願の全日本出場の切符をつかんだ。
「全日本ではトリプルアクセルを入れたショートでノーミスで、60点台を絶対に出せるようにして、フリーを滑ることができるように頑張りたい」と強い気持ちで挑む。

5位は菊地竜生。
ショート9位で迎えたフリー。「自分の中でもしっかり下の点数がついてきますし、近くで手直しをいろいろとしてくれるので自分には一番合っているんじゃないかなと思ってお願いしています」
菊池がこう語るように新プログラムの『もののけ姫』は、姉の里菜さんが振り付けを担当。昔からどうしても滑りたかったという思い入れのあるプログラムだ。
本番はトリプルアクセル2本をクリーンに着氷。その勢いに乗りジャンプを全て着氷させ116.51点をマークしフリーで4位に。大逆転で最後の全日本出場枠を勝ち取った。
シニア1年目の今季、初出場となる全日本で「最大限、『もののけ姫』の世界観や、自分の今できる最高のパフォーマンスをしたい」と意気込む。

【シニア男子】
1位 大島 光翔(明治大学)210.69点
2位 北村 凌大(日本大学)178.26点
3位 戸田 晴登(東洋大学)172.52点
4位 山田 琉伸(早稲田大学)171.59点
5位 菊地 竜生(明治大学)169.19点