体調不良を装って1年半で251回にわたり119番通報し、救急隊の業務を妨害した疑いで27歳の女が逮捕された。

救急車の赤色灯 ※資料
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偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、大阪府泉南市に住む27歳の女で、去年4月から今月にかけて、体調不良を装い251回にわたって119番通報をし、救急隊員の業務を妨害した疑いが持たれている。

■路上に寝そべった女を通行人が通報するケースも

警察によると、「頭が痛い」「気分がすぐれない」「息苦しい」などと女が自身で通報するケースのほか、路上に寝そべっている女を心配した通行人が通報するケースもあったという。

救急車の赤色灯 ※資料
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通報は多い日で1日に7件あり、251回のうち6割ほどは、搬送されていなかった。

■救急隊員に交際求めることも

駆け付けた救急隊員に、女が交際を求めることもあったということだ。

女は22日朝も救急車をいたずらに呼び、救急車の中で逮捕されていて、容疑について、「覚えていないけど、体調が悪かったから呼んだだけ」と供述している。

救急車 ※資料
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消防は、虚偽の通報があると、他の事案への対応が遅れることもあるとしていて、「救急車は適正に利用してほしい」とコメントしている。