10月14日に開業する長崎スタジアムシティ。3日に行われたメディア向け内覧会には全国から52社が集まり、関心の高さを伺わせる。スタジアム内にはクラフトビールの醸造所があり、ビール片手に試合観戦を楽しめる。

日本初!スタジアムでのクラフトビール醸造

ピーススタジアムにはクラフトビールの醸造所がある。サッカースタジアムでクラフトビールを醸造するのは日本初だ。

ブルワリーレストラン「THE STADIUM BREW NAGASAKI」
ブルワリーレストラン「THE STADIUM BREW NAGASAKI」
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ブルワリーレストランの「THE STADIUM BREW NAGASAKI」。10台のタンクが稼働し、年間100種類、9万リットルを生産する。 1杯800円(350ml 税込)から味わうことができる。

テレビ長崎磯部アナが試飲してみた
テレビ長崎磯部アナが試飲してみた

醸造されたオリジナルのクラフトビール「ヴィ・ビール」を試飲してみた。

テレビ長崎の磯部翔アナウンサー:
とってもさわやか。長崎の伝統かんきつの「ゆうこう」を使っていて、フルーティー!

「成長し続ける」スタジアムシティ

総事業費約1000億円、民間主導のプロジェクト「長崎スタジアムシティ」は、約7.5haの敷地にサッカースタジアムやアリーナが核となる。

サッカースタジアム、アリーナを核に、ホテル、商業、オフィスからなる
サッカースタジアム、アリーナを核に、ホテル、商業、オフィスからなる

約1000人の新規雇用を創出。内覧会には長崎県内だけでなく東京や福岡などから52社90人が集まった。

内覧会には全国から52社90人が集まった
内覧会には全国から52社90人が集まった

リージョナルクリエーション長崎の折目裕執行役員は、「成長し続けるスタジアムシティをイメージしながら、複数回に分けて開業することをイメージ」と説明。施設側は約80のテナントの一部について、10月14日ではなく2025年2月にかけ順次開業すると明かした。

スタジアムのコンコースなどは一般開放

約2万人収容のサッカースタジアム「ピーススタジアム」は、10月6日に迫ったV・ファーレン長崎の初試合(VS大分トリニータ)に向け、シートの設置を含め準備万端だ。

観客席やコンコースは試合がない日は一般開放
観客席やコンコースは試合がない日は一般開放

観客席やコンコースについては、試合がない日は市民に開放される。

リージョナルクリエーション長崎の折目執行役員は、「出店のにぎわいを作りながら、ファミリーやシニアの方を含めて、スポーツに興味のない人も足を運んでほしい」と話す。

B1はダンスチームのパフォーマンスに期待

ハピネスアリーナは約6000席を配置。

4階からでも1階の様子がはっきり見える
4階からでも1階の様子がはっきり見える

観覧席がすり鉢状になっているので、最上階の4階からも1階の様子がはっきり見える作りになっている。

4日夜のバスケットボールB1リーグ長崎ヴェルカの公式戦を控え(長崎ヴェルカVSサンロッカーズ渋谷)トップは演出面へのこだわりを口にした。

長崎ヴェルカの伊藤拓摩代表取締役社長兼GMは「ビジョンというのは今までと違う」と述べ、「皆さんに喜んでもらえるのはダンスチーム。そこは例年以上に期待している」と語った。

長崎スタジアムシティは1100台の駐車場を備えているものの、イベント時には混雑も予想され、施設側は公共交通機関の利用を呼び掛けている。

13日には福山雅治さんのフリーライブ
13日には福山雅治さんのフリーライブ

10月4日5日は長崎ヴェルカの今季初試合、6日にはV・ファーレン長崎の新本拠地初試合、13日は福山雅治さんのフリーライブが予定され、14日にいよいよ開業を迎える。

(テレビ長崎)

テレビ長崎
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