突然、噴き上がる土煙。
2日朝、宮崎空港の誘導路で飛行機が通った直後に地面が爆発した。原因はアメリカ製の不発弾だった。

飛行機の通過からわずか1分後の爆発

2日午前7時59分。

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宮崎空港の滑走路の脇の誘導路の地面が爆発し、破片や土煙が大きく噴き上がった。

この影響で、誘導路が陥没した。
国交省の宮崎空港事務所などによると、陥没は長いところで7メートルの楕円形で深さは約1メートル。

爆発があったのは、S-6誘導路でけが人はいなかった。

誘導路は舗装がめくれ上がり、周辺でははがれたアスファルトのほか、金属片のようなものも見つかったという。

空港に隣接する航空大学校に設置されたカメラの映像には、爆発の直前、この誘導路を飛行機がゆっくりと通過する様子が映っていた。

通過し終えたのが7時58分49秒。爆発があったのは7時59分48秒で、通過からわずか1分後だった
通過し終えたのが7時58分49秒。爆発があったのは7時59分48秒で、通過からわずか1分後だった

通過し終えたのが7時58分49秒。爆発があったのは7時59分48秒。
飛行機の通過から、わずか1分後のことだった。

アメリカ製500ポンド爆弾の不発弾

自衛隊の不発弾処理隊が爆発の原因を調査。
そして爆発の原因は、アメリカ製の500ポンド爆弾の不発弾と判明した。

国交省 宮崎空港事務所・加藤浩介空港長は「自衛隊含む関係機関が連携の上、原因究明を進めまして、不発弾ということが判明した次第でございます。米国製の500ポンド爆弾」だと説明した。

宮崎空港の周辺では、これまでにも不発弾が何度も発見されていたが、爆発したのは今回が初めてだ。
ではなぜ今回は不発弾が爆発したのか。

日本物理探鑛株式会社・田中剛さんは「九州と沖縄では時限爆弾が使われた地域。(自爆装置の)信管の作動を止める留め金を、化学物質で溶かして起動する特殊構造。留め金が劣化なのか、壊れて作動してしまった可能性が考えられる」と話す。

空港では全ての航空機の発着が見合わされ、空港ロビーには長蛇の列ができていた。

利用者からは「会議に行けないのが困っています」「きょうは東京に帰って、夜予定があったので急ぎたい」といった声が聞かれ、宮崎空港は、3日朝の運航再開を目指すとしている。
(「イット!」 10月2日放送より)

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