◆マイアミ・マーリンズーロサンゼルス・ドジャース 19日(日本時間20日午前5時40分試合開始、ローンデポ・パーク)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースの大谷翔平選手(30)が、19日(日本時間20日)のマーリンズ戦の3打席連発51号ホームランを放ち、前人未到の50本塁打50盗塁の「50ー50」を達成した大谷が、次の打席ですぐさま「51ー51」を達成。この日の大谷は、6打数6安打10打点3HR2盗塁で、MLB史上16人目となる打点10となった。

大谷は、敵地ローンデポ・パークで行われたマーリンズ戦に、この日も「1番・DH」で先発出場。17日(日本時間18日)自己最多更新の48号ホームランを放ち、18日に49盗塁を記録して、「48ー49」としていた大谷。

初回の第1打席、大谷は5球目を打ってライトフェンス直撃のツーベースヒット。あと少しでフェンスオーバーという打球だったが、その後、4番スミスの時に初球でスタート。タッチをかいくぐる見事なスライディングを見せて三盗を成功させ、この時点で48本塁打50盗塁の「48ー50」を達成。

2回2アウト1塁2塁で迎えた第2打席は、2球目を打ってライト前へのタイムリーヒットを放ち、今季の打点を111とした。さらに次打者ベッツの2球目に今季51個目となる二盗に成功、「48ー51」を達成した。

その後、5ー1とドジャース4点リードで迎えた3回の第3打席。2アウト1塁3塁から6球目を打って左中間を抜けるツーベースヒットで、今季の打点を113とした。

さらに、7ー3とドジャース4点リードで迎えた6回の第4打席。1アウト2塁で相手3番手の右腕・ソリアーノが投じた2球目を右中間スタンドに今季49号となるツーランホームランを豪快にたたき込んだ。

11ー3とドジャース8点リードで迎えた7回の第5打席。2アウト2塁3塁で相手4番手の右腕M・バウマンが投じた3球目を一閃。レフトスタンドに2打席連発となる今季50号を放り込んだ。

そして、14ー3とドジャース11点リードで迎えた9回の第6打席。相手投手は内野手のブルーハンで、3球目を打って3打席連続のスリーランホームラン。

打球速度は182.8km/hで、飛距離134.1m、角度36度だった。

また、この本塁打で今季の打点を「120」として、前の打席で2005年の松井秀喜の「116」を既に上回っていたMLB日本人最多打点を更新した。

50本塁打50盗塁の「50ー50」を達成した次の打席で、息つく暇もなく「51ー51」もクリアし、誰も見たことのない世界をさらに突き進んでいる大谷。

2001年にイチローが記録した日本人選手最多盗塁「56」はもちろん、その先にある「60ー60」も夢ではないのかもしれない。

◆MLB・40ー40達成者◆
年     選手名           所  属        HR 盗塁
1988 J・カンセコ       アスレチックス  42 40
1996 B・ボンズ       ジャイアンツ     42 40
1998 A・ロドリゲス     マリナーズ        42 46
2006 A・ソリアーノ     ナショナルズ     46 41
2023 R・アクーニャJr.  ブレーブス       41 73
2024 大谷翔平     ドジャース      51 51
※19日(日本時間20日)現在

プライムオンライン編集部
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