神奈川・伊勢原市の日向霊園で8月、目の前に突然”巨大な熊”が出没した様子がカメラに捉えられた。わずか15mほど離れた場所で人間を認識しながらもエサを貪り、撮影者と目が合う緊迫の瞬間もあったという。その後、熊は山に帰っていったという。
お墓参りに来たはずが熊と鉢合わせ
神奈川・伊勢原市で8月21日午前10時半頃、日向霊園にお墓参り中だった夫婦が撮影したのは、目の前に突如現れた巨大な熊だ。
映像では、あまりの大きさの熊に「めちゃくちゃデカいよ…」と怯える夫の声が残っていた。

熊は夫婦から15mほどの距離で無中で葉っぱをムシャムシャ食べており、こちらに気づいていないのかと思われた。

しかし、撮影者は「熊と目が合いました。熊もこっちを見ていたんです」と語っており、熊も人間を認識している様子だったという。

辺りを警戒しているのか、食べながらもこちらを見ていた熊。
この時、車の中に避難していたという妻は、「興奮させないように、なるべく声を出さないようにはしました」と話しており、熊を刺激しないよう、身を潜めていたようだ。
食料不足か…初めて現われたクマ
この巨大な熊が目撃された日向霊園は神奈川県のほぼ中心に位置する場所で、霊園の周囲は山に囲まれているものの、今まで熊が現われたことはなかったという。
撮影者も「霊園の人は、ここまで熊が下に降りてきたのは初めてだって言ってました」と話す。

熊は山の食料が不足し、普段なら来ない霊園の近くまで降りてきてしまったとみられている。

神奈川県によると、8月の県内での熊の目撃情報は「ツキノワグマの目撃等情報」によると、9件寄せられているという。
取材に対し撮影した夫婦(妻)は、「色々とニュースとかで見ているので、もう怖い。現実にこうやって本当にいるんだって思いました」と恐怖を語った。
夫婦は、その後警察に通報したが、熊は山に帰っていったという。
(「イット!」 9月5日放送より)