北海道内は、先週から局地的な大雨が続いている。
災害に備えて活躍するのがポリ袋だ。
使い方次第で万能な防災グッズになる。
局地的な大雨

たびたび大雨に見舞われている北海道。
函館市や苫小牧市では、1週間で2度、短時間の大雨が降り、道路の冠水が相次いだ。

気象庁によると北海道では、過去30年で1時間に30ミリ以上の短時間強雨は約1.6倍に増えており、今後、温暖化によってさらに増加すると予想されている。
下水の逆流 対策は?

短時間の大雨で注意が必要なのが、下水の逆流だ。
大雨による川の増水や排水が追いつかなくなることで下水が逆流し、トイレやお風呂場などの排水口から水が噴き出ることがある。

対策の一つが、ポリ袋などを使った「水のう」だ。
作り方は簡単で、45リットルのポリ袋を用意し、2重か3重にする。
そこに水を半分ほど入れ、空気をできるだけ抜いて固く縛るだけだ。
排水口においてふさぐことで逆流を防止

これを水が逆流するおそれがあるトイレやお風呂、洗濯機の排水口においてふさぐことで、逆流を防止することができるという。
特に、北海道は、下水の排水能力が低く、札幌市では、1時間35ミリを目安に設計されている。

大雨時に、トイレからゴボゴボと音がしたら下水が逆流するおそれがある。
いざという時のために、水のうによる対策を覚えておこう。