台風10号が再上陸する見込みの四国では、徳島県で住宅が倒壊し男性が死亡したほか、土砂崩れなどが起きていた。

山口市の仁保川は氾濫危険水位超える

堤防すれすれまで濁った水が押し寄せているのは、山口市内を流れる仁保川。

山口市の仁保川は午後0時45分に氾濫危険水位を超えた
山口市の仁保川は午後0時45分に氾濫危険水位を超えた
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仁保川には、どんどんと上流から木が流れてきていて、川の一番上の部分と堤防の道路の部分は、あと2〜3メートルあるかなというところまで水位が上がっていた。
近隣住民は「平素は堤防がすっかり見えるぐらい。ここは通常水がないです」 などと話した。

仁保川は、午後0時45分に氾濫危険水位を超えた。

山口・長門市では用水路が滝のように
山口・長門市では用水路が滝のように

日本海に面した山口・長門市では、雨水が大量に流れ込んだ用水路が滝のようになっていた。

台風10号が再上陸する見込みの四国では…

高知市では30日、台風10号の接近に備え、商業施設などの臨時休業が相次いだ。

またJR四国は、県内を走るすべての列車について、終日運休としている。

高知・津野町の土砂崩れ(映像提供:須崎土木事務所)
高知・津野町の土砂崩れ(映像提供:須崎土木事務所)

高知・津野町では、土砂崩れや山崩れが起きていた。

29日夕方、非常に激しい雨が降り続いた徳島県北部の上板町の家屋が台風の影響だろうか、屋根と天井が大きく崩れてしまっていた。

この住宅の1階で、80代の男性が落下物に腕を挟まれ、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察は、雨の影響で屋根が落下した可能性があるとみて調べている。
(「イット!」8月30日放送より)