関西テレビ「newsランナー」では公式LINEでアンケートを実施した。
-Q:コメの品薄、感じていますか?
・はい 91.2パーセント
・いいえ 8.8パーセント
91.2パーセントの人がコメの品薄を感じていると回答した。
【動画】価格2倍でも即完売「パンではもたへん」 “令和のコメ騒動” コメ不足の原因は「作り手不足」と「インバウンド需要」
■「令和の米騒動」いつまで続くのか

日本人も外国の方も大好きなお米。品薄状態、価格高騰… 『令和のコメ騒動』ともいわれる事態は、一体いつまで続くのだろうか。専門家に聞いた。
市場アナリスト インテージ 木地利光さん:新米の流通が安定してくる9月頃には、品薄は落ち着いてくるのではないか。
■コロナ禍のトイレットペーパー不足と似ている…

消費者にとっても、売り手の方たちにとっても困った状態になっている。
大阪大学大学院 安田洋祐教授:我々も品薄状態を報道していますから、そこで不安に感じて、いつもよりも余分に、個々の家庭の追加的な需要が、どんどん品薄を加速させていく面はあると思います。コロナ禍のトイレットペーパー不足と似ている所もありますね。秋になって新米が出てきて、ある程度、(スーパーの)棚にお米が戻りましたということを報道しはじめると、駆け込み需要的なものが減ってくるので、元の状況に戻るのかなと思います。
■価格の高騰はどうなる?

視聴者からの質問に対する専門家の見解は…
-Q.価格の高騰はどうなるの?
市場アナリスト インテージ 木地利光さん:例年と比較して高値が続く可能性も。日本酒や米菓などのコメ製品の値上げもあり得る。
-Q.平成のコメ騒動のときみたいに“タイ米”などを食べることになる?
市場アナリスト インテージ 木地利光さん:以前より影響は限定的。“パニック買い”などをしなければ、輸入品に頼る必要はない。
■お米以外の主食も値上がり しばらく家計は厳しいかも…

平成のコメ騒動は深刻でした。
大阪大学大学院 安田洋祐教授:今回は、お米以外の炭水化物、主食にあたるものが、そもそも輸入にかなり頼っているので、円安で値上がりしていたんですよね。なので相対的にお米の需要が高くなっていた。そのお米が品薄状態になっているので、平成の米騒動の時と比べると、コメ以外の麺とかパンとかそちらも高く、家計はしばらく耐えなければいけないかもしれませんね。
あとは、“パニック買い”などをしなければと専門家も言っている。
関西テレビ 神崎博報道デスク:やはり気持ちがね。我々も店で見かけたら、『お米がある。本当は1袋しかいらないけれど、(念のため)2袋買っておこうか』となってしまいますが、それを皆さんがすると、どんどん品薄が加速するので、必要な分だけ買って欲しいなと思います。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月20日放送)