兵庫県は、勤務時間外に副業して約300万円の報酬を得たとして、県立病院で働いていた20代の女性看護師を1カ月の停職処分にしました。
女性は反省の意志を示し、退職したということです。

今年6月「県立病院で働く人物が別の場所で働いている」などの匿名のメールが県に対して複数寄せられ、調査した結果、県立病院で働く女性看護師(23)が該当することがわかりました。

県によると女性のふだんの勤務態度に問題はなく、去年4月から今年6月までに夜間の副業で合計約300万円の収入を得ていたということで停職1カ月の懲戒処分を下したということです。

女性は現在の職に就く以前からこの副業をしていたということで、「公務員は副業をしてはいけないと知っていた」、「借金の返済のために副業をしていた」などと話して反省の意志を示し、きょう=8日、退職しました。

県は「職歴を確かめる仕組みはあるが、個人からの申告がなければ把握は難しい」としていて、職員に対して副業の禁止を改めて周知徹底することにしています。

関西テレビ
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