きょう＝８日朝、大阪南港に着岸していたフェリーの乗客１人が行方不明になり、フェリーが航行してきた海域も含めて海上保安庁が捜索しています。
午前７時半ごろ、大阪南港に着岸していた「フェリーきたきゅうしゅうツー」から
「乗船していた乗客１人が行方不明になっている」と海上保安庁に通報がありました。
行方不明になったのは福岡県北九州市に住む５０代の男性で、個室の客室に財布などの貴重品やキャリーバックを残したままだったということです。
フェリーはきのう＝７日午後５時に新門司港を出て瀬戸内海を航行し、きょう＝８日午前５時半に大阪南港に入港しました。
大阪南港に入港後、乗客が下船した後に船員が船内を確認していて行方不明が発覚したということです。
男性の使用していた個室に窓はなく、男性の家族によると「大阪旅行のためにフェリーに乗った」ということです。
男性はきのう＝7日午後９時過ぎにデッキに出る姿が防犯カメラに記録されていて、その際には白い長袖と黒いＴシャツ、黒い短パン姿だったということです。
午後９時頃にフェリーは愛媛県沖を航行中だったということで、海上保安庁は男性が誤って海に転落したおそれもあるとみて、巡視船艇２０隻と航空機２機を出動させて、フェリーが航行してきた海域を含め広く捜索しています。
