兵庫県知事がパワハラなどで告発された問題。
百条委員会のアンケートに「パワハラを直接または、間接的に知っている」と回答した県職員が中間報告でおよそ4割に上ることが分かった。
■職員の約4割が「パワハラを直接または、間接的に知っている」
この記事の画像(6枚)ことし3月、兵庫県の元西播磨県民局長(60)が斎藤知事のパワハラや贈答品をねだるなどの疑惑を告発したが、事実無根として懲戒処分を受けた。
しかし、その後、一部の疑惑が事実だったことが判明。
告発内容の真偽を調べるため、百条委員会が設置され、県の職員およそ9700人に対し記名・無記名で回答できるアンケート調査が実施された。
そのアンケートをめぐり8月5日までの中間報告およそ4500件について、19日、新たな事実が判明した。
告発文には、「20メートル歩かされただけで怒鳴り散らした」などと知事のパワハラが指摘されていたが、関係者によると、これらのパワハラについて、「目撃などで実際に知っている」や「人づてに聞いた」などと回答した職員が38.3パーセントに上ることが分かった。
さらに告発文では知事は自治体や企業に贈答品をねだることが多々あると指摘されたが、このような知事の贈答品の受け取りについては20.7パーセントの職員が「知っている」「聞いた」などと回答。
プロ野球の優勝パレードの資金集めで県の不正行為があったとする疑惑については8.9パーセントの職員が「直接または間接的に知っている」と回答したということだ。
■今後の百条委員会でアンケートの詳細について一部公表予定
8月23日の百条委員会では関係者の証人尋問が始まり、記述内容などアンケートの詳細についても一部が公表される予定だ。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月19日)