自民党の総裁選挙は10人を超える名前があがる混戦模様となっているが、きょう午後、正式に立候補を表明する小林鷹之前経済安全保障担当大臣が先ほど、FNNの単独インタビューに応じた。
推薦人確保のメドをつけ、一番乗りで出馬表明する小林議員だが、側近議員は、その狙いについて、と話す。
早朝から国会内の事務所で詰めの打ち合わせを行っている小林氏は、単独インタビューに意気込みを語った。
この記事の画像(4枚)自民党・小林鷹之前経済安保相:
他の先輩議員が多分出て来られると出馬されると思うが、胸を借りるつもりでいい議論ができたらいいなと思う。
当選4回の小林氏は、解散した安倍派や二階派の中堅・若手議員の一部が支持していて、午後2時からの会見には同期の議員を伴う予定。
一方、上川外務大臣がつい先ほど、公務でのインド訪問に先立ち、記者団の取材に応じた。
上川外相:
ひとりひとりに電話かけをさせていただいておりまして、手応えを感じているという状況であります。
上川氏は、立候補に意欲を示している林官房長官と同じ旧岸田派だが、「今、派閥は存在しない。派閥という枠組みの中で考えていない」と述べた。
また、斎藤経済産業大臣も記者団の取材に応じたが、周囲から期待を寄せられているとしつつ、「真剣な声をしっかり受け取めたい」と述べるにとどめた。
推薦人20人を集められなければ立候補できないため、各陣営の駆け引きや調整も焦点となる。