17日間の熱戦を終え、日本時間12日午前4時からパリオリンピックの閉会式が始まった。

フランス国歌演奏のあと、選手の入場が始まり、日本選手団の旗手は、陸上女子やり投げで金メダルの北口榛花(26)と惜しくもメダルを逃した男子ブレイキンの半井重幸(Shigekix)(22)が務めた。

旗手に続いて、選手らの入場が終わると、女子マラソンの表彰式が行われた。

スタジアムが暗転すると、全身金色の「ゴールデン・ボイジャー」が降りてきて、オリンピックの歴史を振り返るなどのパフォーマンスが繰り広げられた。
そのパフォーマンスが終了すると、スタジアムに「五輪」が浮かび上がった。

「五輪」の下、バンドによる演奏が行われ、スタジアムはさながらライブ会場と化した。

選手らがステージに殺到して若干の混乱があったが、IOC(国際オリンピック委員会)・バッハ会長、柔道のリネールや陸上のキプチョゲら各大陸を代表する選手6人がステージに上がり、パリオリンピック・パラリンピック組織委員長のトニー・エスタンゲ氏が謝辞のスピーチを行った。

続いて、バッハ会長が「パリ五輪は新たな時代の大会だった」とフランス国民に謝意を示した。

そしてオリンピック旗が掲揚台から降ろされ、パリ市長から次の開催都市・ロサンゼルスの市長に渡される「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」が行われた。

H.E.R.によるアメリカ国歌斉唱とともにアメリカ国旗が掲揚されると、スタジアムの屋根の上からトム・クルーズさんが...。トムさんは、ワイヤを使ってスタジアムに降り立った。

オリンピック旗を受け取ったトム・クルーズさんはステージを降りると、バイクにまたがり、旗を立ててスタジアムの外へ。

そしてVTRに切り替わると、輸送機にバイクで乗り込んだトム・クルーズさんはスカイダイビングでロサンゼルス・ハリウッドに着地。
何か作業をしていたが、ハリウッドサインの「OO」の字が「五輪」に。

オリンピック旗を手渡されたマウンテンバイクの選手がスタジアムに向かうと、スタジアムには伝説のアスリート、マイケル・ジョンソンが。旗はさらにスケートボードのジャガー・イートンへ。

ここで映像はライブに戻り、ロサンゼルスの海岸以東着すると、そこには、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが...。

その後、ビリー・アイリッシュ、スヌープ・ドッグがライブを披露した。

舞台はまたパリへ。

聖火台から聖火が移されたランタンを持って、スタッド・ド・フランスに向かっていた競泳のレオン・マルシャンがスタジアムに到着し、バッハ会長の横へ。

バッハ会長がパリ五輪の閉会を宣言すると、マルシャンとりネールら6人がランタンの聖火を吹き消し、パリ五輪は閉幕した。

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プライムオンライン編集部
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