7月20日、長野県野沢温泉村の駐車場で車のダッシュボードを焼く火事があった。車内にあったモバイルバッテリーから出火したものとみられている。製品評価技術基盤機構・NITEは、高温の状況で放置したりすると出火の恐れがあると指摘していて注意を呼び掛けている。
「運転席から光が出て、火も…」
20日午後1時半ごろ、野沢温泉村の駐車場で車を焼く火事があった。通行人から「運転席から光が出て、火も出ている」と消防に通報があったという。近くにいた人が公衆トイレにあった消火器で初期消火をしたが、ダッシュボードやメーター類が焼けた。
車は愛知県から訪れていた観光客が午前8時から駐車していたという。
警察は車内に放置されていたモバイルバッテリーから出火したとみて調べている。

気温上昇…夏場の車内放置は危険
製品評価技術基盤機構・NITEは、スマホなどの充電に使うリチウムイオン電池内臓のモバイルバッテリーに衝撃を加えたり、高温の状況で放置したりすると出火の恐れがあると指摘していて、夏場、高温になる車内には放置しないよう呼びかけている。

(長野放送)