北海道南部の八雲町でアスファルトに「白い粉」を混ぜて特産品を有効活用する取り組みが始まった。

特産品のホタテ「ごみ問題」一気に解決へ

「この白い粉、実はホタテの貝殻なんです」(福岡百 記者)

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ホタテの貝殻をわずか2ミリほどまで細かく砕き、アスファルトの舗装材と混ぜ公園の広場を舗装した。

この八雲町で始まった新たな取り組み、「ホタテのまち」八雲町ならではの悩みがあったという。

「噴火湾でホタテを生産している町としては(貝殻が)食べた後に残る1番の邪魔者みたいなところがあったのが、活用できるということで、これはいいことだと思う」(八雲町 岩村克詔 町長)

「ホタテのまち」で行き場をなくした貝殻

2023年度、八雲町内で約2万トンのホタテを養殖。

これは町内の漁獲量全体の約9割にあたり、まさにホタテが町内の水産業を支えている。

その一方で貝柱を取ったあとの貝殻は行き場がなく廃棄されていた。

ホタテの貝殻の有効活用

そこで舗装の材料として有効活用することで廃棄量の減少に繋げたい考えだ。

町は今後、道路など活用できる場所を増やしていきたいとしている。

北海道文化放送
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