7月12日に開幕した、夏の高校野球・福島大会。週末に繰り広げられた熱闘の試合を振り返る。夏の大会6年ぶりの勝利を目指す磐城農業は、白河高校と対戦。最後の夏になる監督に捧げる勝利の行方は?
恩師へ贈る1勝を
2024年6月のいわき市内の大会でチーム公式戦初勝利を飾るなど、一歩ずつ成長してきた磐城農業高校の選手たち。今年に定年を迎える郷家邦博(さといえ くにひろ)監督の「最後の夏」に勝利を飾ろうと、チーム一丸となって練習に励んできた。

5回コールド負け
試合は初回、磐城農業がランナーを2塁まで進めるが、得点にはつながらない。その裏、先発の渡辺が白河打線に捕まり6失点を喫すると、その後も一方的な展開で試合が進む。
意地をみせたい磐城農業だったが、ヒットが出ず15対0の5回コールド負け。

勝利と同じくらいうれしい成長
それでも郷家監督は「最初は皆へたくそだったが、コツコツと努力して成長してくれた。いいピッチングも、バッティングもみせてもらうことができたので、本当に成長してくれたと思います」と話した。

試合後、磐城農業高校の渡辺雄平主将は「勝つことができなくて申し訳ないという気持ちもあるが、郷家監督に三年間お世話になって、本当にありがとうございますという気持ち」と語った。
(福島テレビ)